共感されるキャッチコピーの書き方

キャッチコピーで悩む女性
2018年04月25日

商品や会社(お店)のキャッチコピーを書くとき、あなたは「誰の言葉」で書いていますか?
「え?そりゃあ、自分の言葉だよ」という方が大半ではないでしょうか。

もちろん、それはそれで悪いことではないのですが、
その視点を少し変えてみるのも効果的ですよ。
あなた(お店や会社)の視点ではなく、
お客さまの視点で書いてみるということです。

大前提として広告コピーとは「ものを売りたい人」の側から発信される言葉であり、その原理原則は変わりません。
どんな内容であろうと、つまるところ言っているのは「この商品は良いものです」「買ってください」ということですよね。

つまり、どこまでいってもそのコピーは売り手側の「自分の言葉」で綴られたものです。
ちょっと意地悪な見方をすれば、売り手(あなた)の都合でしか語られていないとも言え、それに拒絶感を示すお客さまも少なくありません。

「ほらほら、いいでしょう?」と押しつけられている気持ちになるのかもしれませんね。
そこで、「お客さま視点」のコピーです。
ここをちょっと意識して使えるようになると、コピー制作のアイデア幅がグッと広がります。

居酒屋さんのキャッチコピー

たとえば、こんな居酒屋さんがあったとしましょう。ウリは家庭的で素朴な、どこか懐かしい「おふくろの味」です。
お店側の視点でキャッチコピーを書くと、こんな感じでしょうか。

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おふくろの味で、ほっこり幸せをお届けします。
ふるさとに帰ったような気分でどうぞ!
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お客さまにどんな幸福・メリット(ベネフィット)が提供できるのか、
なぜそれができるのかも簡潔に示されており、
決して悪いコピーではありません。
ただ、
・ほっこり幸せを「お届けします」
・ふるさとに帰った気持ちで「どうぞ」
は、明らかにお店側の立場で発した言葉ですよね。
これをお客さま視点に変えるとどうでしょう。

==============
おふくろの味で、ほっこり幸せ。
ふるさとに帰ったような気分だな。
==============
お店を利用したお客さまが、ふっとつぶやいたような言い回しですよね。
表現自体はほとんど一緒です。
訴えているアピールポイントも変わりません。でも、ずいぶんと印象が違うはずです。
売りや押しの強さ(押しつけがましさ)がなくなったと感じませんか?


消費者心理として、売り込まれることは避けたいもの。売り手は敵とまでは言いませんが、だまされないぞ、という防御本能は働いています。
ですから、どれだけ本当のことを言っていても、それが売り手側の言葉で書かれたものであるかぎり、無意識に“セールストーク”として受け取ってしまいがちです。

しかしそれが、自分と同じ立場(味方)であるお客さまの視点から発せられた言葉ならどうでしょう。その警戒心や防御心理も薄れやすくなりますよね。
つまり、共感しやすいんです。

パソコン入力の手
いっぽう、DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)が広まった影響もあって、強く明確な言葉でお客さまを説得するコピーはまだまだ人気です。
たとえば、
・その秘密を知りたいと思いませんか!?
・○○を使えば、○○することができます!
といった類のコピーですね。
もちろん、これはこれできちんと確立されたコピー論ですし、効果もきっとあることでしょう。
ただ、これもあくまで「売り手の視線」で書かれたコピーです。

また、やや流行りすぎた感もあり、多くの人が使うようになったため、「見飽きた」「またそのパターンか」という声もチラホラ……

もしあなたが、コピーのアイデアで行き詰まっていたり、最近の広告効果がイマイチだったりするようなら、ぜひ、「お客さま目線」のコピーも試してみませんか。

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