誰でもかまいません。
お友達や知り合い、ビジネスパートナーのこと、
あるいは彼らのお仕事のことを紹介する
宣伝文を書いてみてあげてください。
この人はこんな人ですよ~、こんなお仕事なさってますよ~、
こんなに素敵な商品・サービスを取り扱ってますよ~、
といったことをブログやSNSで推薦してあげるのです。
いわゆる「レコメンド」ですね。
もちろんそれは、ステルスマーケティングのような
やらせ記事を書けということではありません。
紹介する代わりに、あなたのことも紹介してもらいましょうといった、
互助関係を作って露出を増やすマーケ戦略でもありません。
おせっかいな「お見合いおばさん」にでもなったつもりで、
「ほらっ!この人!こんなにいいのよ~」
「お仕事もご立派で、みなさんからの信頼もとても厚いの!」
「育ちもよくって、よく気が付くお嬢さんで……」
だからぜひあなたに知って欲しいの!写真だけでも見てみない!?
という気持ちで、心からおススメしてあげるのです(笑)。
なぜなら、そうすることで、
読み手のことを考えた文章を書きやすくなるから。
基本的に読み手は、その人のことを何も知りません。
それを前提にすると、「まずどこから説明すればいいかな?」
「何をどう書いてあげれば、この人の魅力が最大限に伝わるかな?」
と多少なりとも考えますよね?
それが、ポイントを押さえた文章を書けるようになる、
またとないトレーニングの機会になるんです。
たとえば、本の「帯」ってありますよね。
あそこに書かれた文章を読んで、つい手に取ってしまった、
買ってしまったという経験はお持ちではないですか?
あれはいわゆるキャッチコピーの部類ですが、
体裁としては、実は推薦・レコメンドそのものなのです。
・作家の○○さん号泣「こんなに美しい愛は見たことがない!」
・10万人の目からウロコがはがれた!こんな方法があったなんて!
とか。
少しひねくれた言い方をすれば、「推薦を装った宣伝文」と言えます。
でも、魅力的な帯の文章があると、
やはりその本に惹かれてしまいますよね。
また、誰かの「推薦」があると、
人の「読んでみよう」という気持ちはグッと高まるものです。
たとえば、SNSなどで誰かの投稿をシェアするときってありますよね?
「セミナーを開催するのでご参加お待ちしてます!」とか、
「このたび、本を上梓したのでぜひみなさん読んでください!」とか、
「クラウドファンディングにご協力ください!」とか。
それを見て「はい、ぽちっとな」と、
シェアだけして終わる人も多いですが、実にもったいない!
単にシェアするだけでなく、
その投稿をなぜシェアしたのか、どういう点がおすすめなのかを
「推薦」する文章を添えてあげてください。
それだけでもがぜん反応が違いますし、
何よりあなた自身の良いトレーニングになります。
実際、あなたが読み手だったらどうですか?
何の解説もなくサラッとシェアだけされた投稿って、
けっきょく読み飛ばすことが多くないですか?
逆に、きちんとその人(シェアした人)の言葉で
「推薦」されていると、つい読んでしまいますよね。
「推薦」には、そんな力があるんです。
それともう一つ、他人のことを紹介するのがミソな理由として、
自分のことを推薦する文章を書こうとすると、
よく分かっているぶん無意識に肝心なことを省いたり、
恥ずかしくてアピール不足になってしまったりするから。
他人のことなら、いい意味で何も気にせず強い書き方ができますよね。
なんたって、「おせっかいお見合いおばさん」なのですから(笑)。
そうして培った「推薦力」を、
今度はご自身にも活かしてあげてください。
文章で押さえるべき、発信すべきポイントの
コツが見えてくるはずですよ。
**************
自分の会社やサービスを、おせっかいおばさんのように推薦して、とは言えない社長さん、物語ライティングが「お客様を取材して文章にします」詳細はこちら>>お客様の声取材・執筆