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2016年10月13日

たとえ話の上手な使い方

 

文章の説得力を高めるのに効果的な書き方のひとつが「たとえ話」です。

伝えたいテーマが小難しかったり抽象的だったりすると、
どう書けば読み手に分かってもらえるか、困ることはありませんか?

そういうときにぴったりだと思います。

難しい話を難しいまま、抽象的な話を抽象的なまま書いたのでは、
どんなに素晴らしい内容でも伝わりませんよね。

六法全書を読まされてもちんぷんかんぷんでしょうが、
具体的な判例を示すと分かりやすくなるように……

と書いた時点でお気づきの方もいらっしゃるでしょうが、
こういうのがすでに「たとえ話」だということですね。

「小難しく書かれても分かりにくい」という主張を
より分かりやすく、より納得してもらえるように、
六法全書と判例に置き換えて例えているわけです。

そこで今回は、この「たとえ話」を書く際のコツを
お伝えしてみたいと思います。

まず、たとえ話には、大まかに2種類あると思ってください。

ひとつは、具体的な数字などを示すこと。

「広い」「早い」「大きい」「多い」など、
抽象化しがちな、あるいは形容詞で表現しがちな言葉を、
どのくらい広いのか、早いのか、大きいのか、多いのか、
分かりやすく数値で書くことですね。

「これまで15分かかっていた作業が、これを使えば3分で完了!」
といった感じでしょうか。

また、同じ数字に例える場合でも、
その単位は大きいより小さいほうが分かりやすくなることが多いです。

「日本の自殺者は多い」より「日本の自殺者は年間3万人」のほうが
分かりやすいことはご説明しましたが、
この「年間」という単位をさらに小さくして
「日本の自殺者は17分に1人」だとどうでしょう?

より「自殺者が多い」感が伝わりませんか?

こうしたところも意識するとよいですね。

そしてもうひとつは、身近な何かに例えること。

先ほど、難しい話を六法全書に例えたのもこれにあたります。

そこで意識するといいのが、相手の立場で考えて、
知っているだろう、身近に感じるだろう事柄に例えること。

逆をいえば、身近でないことに例えても
相手をよけいに混乱させるだけです。

六法全書の例えも、それが「難しいもの」だということを
大人なら多くの人が知っているという前提だから使えたのであって、
もし読み手が小学生であればそうはいきません。

もう少し細かく考えるなら、
読み手の年齢・性別、職業、知識レベルを意識しましょう。

ブログでも、HP内の文章でも、パンフレットやチラシでも、
いわゆるターゲット設定を行っていると思いますが、
その人たちを意識して例えるのです。

仮に「WEBサイト上の“アカウント作成”とは何か」を伝えたいとして、

■50代男性が対象
そのサイトを利用するための権利登録のようなものです

■高校生が対象
そのサイトを見ることを許可する会員証を作るようなものです

と使い分けることができますよね。

まあ、会員証の例えば50代男性にとっても分かりやすいでしょうが、
逆は少しわかりにくいと感じませんか?

こうした使い分けが大事なんです。

これは、具体的数字に例える場合であっても気をつけねばなりませんよ。

「東京ドーム○個分」という例えはあなたもよく目にするでしょうが、
東京ドームを見たことがない人であれば、あまりピンときません。

文章は相手を具体的にイメージして書くことが大事!

分かりやすく伝わりやすい「たとえ話」を意識してくださいね。

 

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