そのブログ見出し、飽きられているかも!?【伝わる文章の書き方】

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2016年02月13日

 

ブログやSNSで自己・自社を発信されている人であれば、
やはり多くの人に読んでもらいたいと思いますよね。

ただ、そのためのノウハウやテクニックがあふれるなかで、
気をつけたい傾向も出てきたようです。

たとえば「まずはアクセス率を上げたい!」という人むけに、
「印象的なタイトル(見出し)を工夫しよう」という教え。

「超かんたん!やせるために行うべき、たった3つのこと」

といった感じの見せ方が流行っているようですね。

お客さまが知りたいこと(叶えたい欲求)を端的に伝えて刺激し、
「たった3つ」という具体的で敷居の低い数を用いて
分かりやすく示しています。

伝えたいことは同じでも、
仮に「やせるために行うべきこと」というタイトルと比べると、
その先を読んでみたくなる気持ちがまったく違ってきますよね。

逆に、数を示していても
「やせるために行うべき、500の取り組み」だと、
ゲンナリして読む気が失せてしまいます。

私もそうですが、そもそもやせたい人の多くは、
結果にコミットする系ではなく、楽してやせたいという
図々しい人たちなのですから(笑)。


いっぽう、そうしたタイトルでお客さまを引きつけた後は、
「本文では情報を一部伏せて興味を喚起し、
購入行動につなげよう(販売用サイトへ誘導しよう)」ということで、

「やせたいあなた!その秘訣は〇〇にあります。
 ○○とは何か知りたいと思いませんか?それはこちらのサイトを~」

といった書き方が推奨されています。


いずれもうまく消費者心理をついた上手な見せ方だと思いますし、
一定の効果はあるでしょう。

しかし、成功事例はあくまで過去のものであり、
それがノウハウやテクニックとしてパッケージ化されたとたん、
商品となって世の中に出回ります。

つまり、すでにあまりにも多くの人が使いすぎて一般化しており、
かえってインパクトをそぐ結果にもつながりかねないということです。

それが自分を誘導するためのテクニックであるということを
すでにお客さまも知っており、逆に敬遠されるわけですね。


自らもこうした表現手法を好んで使っていたというある社長さんが
こんなことを言っていました。

「またこのパターンかよ、という気持ちになります。
 自分もやっていただけに、いざ自分がお客さまの立場になると
ダマされないぞ!っていう考えがまず先に立ちますね」

今では、もうそういう書き方はしなくなったそうです。


ほかにも、本のタイトルなどに多い
「成功者の9割が実践している○○」といった「9割表現」。

「○○しているからあなたは成功しない」といった挑発表現。

「やせたければ、運動するのはやめなさい!」と、
やたら定説を覆そうとする逆張り表現。

これらもずいぶん手垢のついた状態になってきました。


もちろん、これらの技術が間違っているとか、
悪いということではありません。

そのブログで伝えようとしている情報の真偽や、
売りたいと思っている商品の質はまったく別問題ですから。


ただ、表現のみをなぞらえるのではなく、
これらの表現技術に共通する根底的理念を意識したほうが
良いのではないかと思います。

たとえば、「超かんたん!やせるために行うべき、たった3つのこと」
という見出しならば、

「お客さまの欲求が叶えられることを、端的に伝える」
「具体的に、分かりやすく伝える」

というのが、この表現技術の要点であり秘訣です。

そうした本質さえ分かっていれば、
この表現にこだわる必要はないですし、
自分で異なる表現方法を工夫することもできます。


言葉の表面だけを追うのではなく、
「なぜその表現が効果的なのか」を理解して書くようにすれば、
もっとオリジナルで印象的な発信ができるようになるはずですよ。