採用ページのメッセージの書き方にはコツがある
・仕事は断るぐらいあるのに人が足りない! ・大手求人サイトに高い広告掲載料を支払っているのに全然応募がない ・無料で掲載できる求人サイトに登録してみたけど反応がない ・ハローワークにも出しているけど問合せすらない
人手不足で頭を抱えている社長さん、あなたの求人用メッセージは、ありきたりの内容になっていませんか?
3つのポイントをおさえて、応募者の心に響く採用メッセージを書くコツをお伝えします。
いま大流行りのインディードや、2019年1月から日本に上陸したgoogle for jobs。どちらも職種ごと、募集地域ごとに詳しい募集ページを作らなくてはいけません。
職種:営業、経理、総務 勤務地:東京、千葉、埼玉 と一緒に書くのはダメってこと。
それに各ページも、詳しい仕事内容、先輩社員の声、採用メッセージなど、魅力が伝わるように書かないと、求職者に振り向いてももらえません。
同じ業界で同じような仕事だと、競合他社との違いは伝わりづらいですよね。そこで力を入れてほしいのが、「採用メッセージ」なんです。
伝わる採用メッセージに必要なこと
採用メッセージは、その職種で「求める人物像」について書くことが多いです。
たとえば、「明るく元気な人、未経験でもやる気のある人、成長したい人待ってます」なんてメッセージ文をよく見ますが、これを読んでピンとくるものありますか?
失礼ながら、土木・建設・運輸・整備などの採用ページに、こういったメッセージ文が多く見受けられます。
「求める人物像がこれなんだから仕方ないでしょう。他にどう書けばいいんだ?」という社長や採用担当の方、文章を書く前に、これをやってみてください。
▼ここ1~2年で、採用して長く続いている従業員に聞いてみる
・前職は何だったか
・応募のきっかけは何だったか(なぜこの業界に?)
・どこに惹かれて応募したのか(給料以外で、気になったところ、文言は?)
・求人サイトや自社サイトのどこを見て応募しようと思ったのか
・なぜ続いているのか
いわゆる取材ですね。
私たちライターが採用ページの文章を書くときは、なるべく多くの年齢層の従業員に取材をします。
とくに若い従業員の話は、採用担当者が話す内容より面白い!
転職のきっかけを聞くだけでも、最近のトレンドが分かって勉強になります。私たち世代にはない考えが見えてきて、文章制作の参考になるんです。
若い人がほしければ若い人の話を聴くことから始める。
文章に必要なのはターゲット設定ですから。その人たちの声を聴くのは当然ですよね。これ、文章制作の基本です。
採用メッセージは一人に向けて書く
企業の代表挨拶文は、お客様や取引先企業が読むものですから、抽象的でやや硬い内容になってしまいます。しかし、採用ページは求職者にのみフォーカスして書けばいいので書きやすいです。
具体的に相手を想定して書くといいですよ。
たとえば、自社で1年前に採用した従業員がいたとすると、その人に向けて書くんです。
その人が面接に来た頃を思い出してください。不安でカチコチになっていませんでしたか?そのときの従業員に向けて手紙を書くつもりで書くと、驚くほど相手に伝わる文章になります。
まだ見ぬ不特定多数の応募者に向けて書こうとするから、筆が止まるんですよね。
ポイントは、「たった一人に向けて書く」です。
具体的かつ親しみやすい文章が決め手!
採用ページのメッセージ文は、ぜひ肩の力を抜いて書いてください。
「弊社は~~であり、~~な人材を求めております」なんて堅苦しい表現はやめて、「~~な人がほしいんです」と語り掛けるように書くといいです。
「こういう人と仕事をしたい」の他に、「こういう人とは仕事をしたくない」と、具体的に書くのもありです。人手不足だからといって媚びる必要はないでしょう。
採用してから後悔するより、最初にある程度一線を引いておくのも重要だと思いませんか?
まとめ
採用メッセージは、自社の希望だけ一方的に伝えるのではなく、応募者目線になって書くこと。そのためには、次の3つのポイントをおさえましょう。
1、若い従業員の話を聞く
2、ひとりに向けて想いを伝える
3、具体的で親しみやすい文章
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そうはいっても、従業員がなかなか本音を言ってくれない。自分じゃ上手く想いを伝えられないという方は、ぜひプロのライターにご相談ください。 >>プロライターによる取材執筆