効果が出ない時は「ホームページの文章」を見直そう

2015年07月13日

HPの文章の書き方のコツ

「こんなにカッコいいHPを作っているのになぜ売れないんだ!」
「SEO対策もバッチリ、HP訪問者は多いのに、なぜ素通りされるんだ!」

というあなた。
それはもしかしたら、HPの文章が良くないのかもしれませんよ。

SEOやデザインは「詳しく知りたい」「読んでみたい」と
思っていただくまでのきっかけにすぎません。

お客様が知りたいと思うことの答えは、あくまで文章の中にあり、
そこを読んで納得したり、共感したりするからこそ、
お客様は初めて購入やお問い合わせなどのアクションを起こすのです。

そこで今回は、HPの文章の書き方について、
「お勧めできない例」を挙げながらコツをお伝えしてみますね。

◆使い古された、当たり障りのない言葉は避ける

・信頼と実績の株式会社○○です
・安心、安全をお約束
・お客様に笑顔をお届けするために

書いた本人からすれば
「なんとなく無難で、なんとなく心地が良い」という理由で、
特に深い意味もなく使っている場合がほとんどでしょう。

しかしこういう表現、残念ながらほとんど読んでもらえません。

いえ、正確には読んでいるのですが、
何の印象にも残らず、すぐ忘れられてしまいます。

なぜ印象に残らないかというと、表現として手垢が付きすぎているから。

どこかで見たことがあるような表現ばかりで、
当たり前すぎて、読む側からすればもはや「風景」なんですよね。

◆しらじらしい煽りは見透かされている

・驚異のパワーで○○を実現
・ズバリ! その秘密を知りたいあなたはここをクリック!
・あなたにだけ、こっそり教えちゃいます!

どうですか?

う~ん、多少個人差はあるかもしれませんが、
私は「またかこの手のコピーか」というのが正直な感想です。

「その手には乗らないぞ」どころか、
「騙そうとしている」という嫌悪感すら抱いてしまいます。

よく、限定性や注目性のあるキーワードを使えば良いとか、
秘密を持たせて興味を煽ればクリック率が上がるなんて
安易なアドバイスもありますが、これらはその類ですね。

お客様は、売り手が思うよりはるかに賢く、
冷静にウソと事実を読み分けていますよ。

◆自分の言葉でないメッセージ

いわゆる社長あいさつや、店長メッセージのNG例です。

ここでいう「自分の言葉でない」とは、
代筆してもらうことを言っているのではありません。

とにかく「その人らしさ」が伝わってこないメッセージのことです。

たとえば、こんな感じ。


グローバルな視点で新しい価値を生み出し、
社会に貢献する企業として、日夜努力を続けています。


 

最初にお伝えした「当たり障りがない言葉」とも
少し似ているかもしれません。

なんだかすごそうだけど良く分からないんですよね。

「この人なら!」と思ってもらうための代表メッセージなのに、
これでは到底そんな気持ちになれません。

◆番外編・ブラック認定される求人コピー

ここ数年、何かと取りざたされることが多くなった「ブラック企業」。

そんなブラック企業にうっかり入ってしまわないため、
ネット上では「こういう求人コピーを見たらブラックと思え!」
という情報も出回っています。

「HPの求人情報への反応がどうもイマイチ」とお悩みのあなた。

コピーが意味する裏の真実(=実はブラック企業でないのか?)
を邪推され、警戒されているのかもしれませんよ。

どう「裏読み」されているかも添えて、いくつかご紹介してみますね。

・平均年齢24歳! 若くて元気な会社です。
 →定着率が悪く、すぐに社員が辞めているに違いない!

・幹部候補募集! 20代の幹部が続出しています!
 →デキる人間から辞めていく、要は人材を育てられないだけだろ!

・学歴、資格不問! 未経験でもやる気を重視します
 →「根性で何とかなる」の精神論ばかり押し付けられそうだ!

・あなたの頑張りを正当に評価
 →どうせ難癖をつけて給料を上げない気だろう!

・アットホームな会社です
 →強制的な飲み会や休日出勤もガンガンって意味にしか見えない!

などなど。

私の知り合いの自称・元ブラック企業社員が言うには、
「ぜんぶ当てはまってる」だそうです(笑)。

最後の番外編は、半分お笑いネタのような面もありますが、
あなたも、HPの文章にはお気をつけくださいね!

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