社長あいさつ文

中小企業の社長挨拶文作成、大切なポイント3つ2023年07月09日

ホームページや会社案内に掲載する社長挨拶文。体裁だけ整えておけばいいだろうという時代はとっくに終わっています。中小企業にとって、お客様やパートナー企業、求職者から信頼と共感を得られる代表挨拶文には何が必要か、社長挨拶文専門のライティング会社代表が、3つの重要ポイントをお伝えします。

経営理念は人を惹きつける

物語ライティングでは、これまで1100社以上の中小企業経営者を取材してきました。
その際、「社長の経営理念は?」とお聞きすると、「考えたことないな~」「あらためて聞かれるととくにないんだよね」と答える社長が大半を占めます。
また、「企業理念はあるけど経営理念は……」と言葉に詰まる社長がほとんど。

しかし「社長がお仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?」と質問を変えると、全員がすらすらと答えてくれます。

それは、お客様や従業員に対する想いであったり、業界や社会に対する想い。自身がモットーとしていること、使命感であったりします。

つまり、「経営理念なんてないよ」という社長も、会社を運営していくうえで大切にしていることは必ずあり、会社が存続している理由はそこにあるのです。

同じ業界、同じ仕事をしていても、経営理念は社長によって違います。
代替わりしても変わらないのが企業理念ですが、社長の経営理念は、その時代や社長自身の考え方によっても変わってきます。

「挨拶文をカッコよく見せたい」「流行りの言葉を使ってイケてる社長と思われたい」なんて上辺だけの挨拶文にしようと思わず、自分が大切にしている想いは何なのかを一度、言葉にしてみてください。

「弊社の経営理念は~~」という文章よりも、「私が大切にしているのは~~」という文章のほうが読み手の共感を得られ、同じ思いの人があなたの周りに集まってきます。

ビジョンは協力者を得られる

あなたは、「御社のビジョンは?」と聞かれて、すぐに言葉にできますか?
安心してください。小さな会社の社長で、このビジョンがポンと出てくる人はほとんどいません。

ビジョンは前述の経営理念にも含まれますが、「社長が考える理想の未来」「将来どんな会社になっていたいか」「事業を通して叶えたい夢は」などと質問すると、これまたスラスラと答えが出てくる社長ばかりです。

「売上を10億、100億にしたい」という数字よりも、「何を目指しているのか」「どこに向かっているのか」を具体的にするほうが共感され、協力・応援する人が集まります。
「ただ稼ぎたい、売り上げを伸ばしたい」では、説得力がないですから。

何かを購入するとき、同じようなサービスや商品が並んでいたら「選ぶ理由」を探しますよね?
それぞれの価値観で自分が納得するものを選ぶわけです。

これは企業にとっても同じこと。パートナー企業は、似た価値観やビジョンをもつ社長には協力したくなるでしょうし、求職者なら応募したくもなります。

「地域ナンバーワンを目指します」「○○で一番愛される会社を目指します」などと、ありきたりなビジョンを掲げるより、「あなたが事業を通して目指す理想の未来は何なのか」を具体的に言葉にしてみましょう。

日々仕事に追われるばかりで、「売り上げが伸びない」「いい人材が集まらない」と嘆いている社長はなおさらです。
夢を言葉にするのは大事とよく言われますが、案外言葉にしていない社長が多いのでは?

かっこつけずに普段使っている言葉で

話して伝える

以前とある企業の総務の方から、こんな相談がありました。
「サステナブルとソリューションという言葉を必ず入れて、370字以内で社長挨拶文を書いてほしい」

気になったので、なぜその2語が必要なのかと、社長は普段からその言葉を頻繁に使っているのかを聞いてみたところ、「普段社長から聞いたことはないし、なぜその言葉にこだわるのかも分からない。とにかくHP制作会社が用意した挨拶文ではダメで、社員が書いても何度も書き直しを要求される」というのです。

結局その会社とお仕事をすることはなかったのですが、こういったケースは男性社長に多いです。

カタカナ言葉やかっこいいビジネス用語を否定するわけではありません。業界によってはむしろ使ったほうがいい場合もあります。

でも普段使っていないのなら無理に使う必要はありませんし、後でぼろが出るのでやめたほうがいいです。

企業のキャッチコピーもそうですが、知られている大企業なら抽象的でかっこつけたものでも「なるほどね~」と受け入れられますが、小さな会社が同じことをしても「何が言いたいんだ?」となってしまうのがオチです。

物語ライティングが社長挨拶文を作るとき、一番大切にしているのは取材です。社長の想いを引き出すのはもちろん、社長がどんな言葉で何を語るのか、その人柄を伝えるために取材に時間をかけるんです。

多くの社長挨拶文を手掛けてきて思うのは、「社長の想いと人柄が伝わる文章」には力があるということ。力とは、人を惹きつける力であり、何かを成し遂げる力。

こればかりは優秀なAIをもってしても、なかなか表現できないところです。

「普段考えていることを自分の言葉で伝える」
簡単なようで意外とできていない社長さんが多いのではないでしょうか。

まとめ

小さな会社の社長挨拶文作成では、仕事をするうえで大切にしていることと、自分が思い描く理想の会社像・理想の未来について、普段使っている言葉で文章にしてみましょう。

それでも自分では想いを上手く伝えらえれない、という方は、物語ライティングにご相談ください。社長取材専門のライターが、じっくりお話をお聞きして挨拶文を作成します。詳細はこちら>>


全文を読む

ホームページの社長挨拶文作成 Chat GPTにできること、できないこと2023年05月19日

ホームページのリニューアルで欠かせないのが、社長の経営理念を伝える「代表挨拶」の文章。でも、いざ自分の想いを文章にしようと思うと、なかなか書けないものですよね。

これをChat GPTで作成するとどうなるのか、社長挨拶文専門のライティング会社代表の大隈がお伝えします。

そもそもChat GPTで挨拶文の作成ができるのか

答えはYes! 文章に入れたいことを伝えれば、そこそこの文章は出来上がります。

以下は、創業16年になる弊社、(株)物語ライティングの挨拶文をChat GPTが書いた例です。そのままの形で読んでいただきたいので、あえて修正は入れていません。

ChatGPT作 物語ライティングの代表挨拶文その1

「株式会社物語ライティング」をご利用いただきありがとうございます。
私たちは、社長挨拶文の専門家として、社長の熱い想いを言葉にするお手伝いをしてきました。社長自身が自分の私的な想いをまとめることが苦手だった。そのため、私が取材し、それを文章にまとめることで、社長の想いを読み手に伝えることができました。
私たちの使命は、社長の想いを取材し、それを読み手の心に響く文章にすることです。最大限に引き出し、それを伝える文章を構築します。
社長の想いを伝えることで、社員やお客様、地域社会とのつながりを深め、企業価値を高めるお手伝いができれば幸いです。
私たちは、社長の想いを受け止め、その想いを言葉にして形にすることで、世の中に良い影響を与えていきます。 

悪くはないですが、普通すぎて読者にスルーされそうな文章ですね。

私がエンドユーザーなら「へぇ~そうなんだ」で終わってしまいそうです。

そこで、上記の文章を物語風に書き換えてもらったところ、こんな風になりました。こちらも同様に修正を入れていないので、ところどころおかしな文章になっています。

ChatGPT作 物語ライティングの代表挨拶文その2

16年前、誰もまだ口にしなかった「ストーリーテリング」という言葉を胸に、私は株式会社物語ライティングを創業しました。
当時、社長自身が抱えていた悩みがありました。
そんな中、私たちの目に留まったのが「社長挨拶文」というジャンルでした。会社の象徴である社長が発する挨拶文には、その会社の想いや理念が込められているはず。それを熱く伝えることができない社長が多くのことを知りました。
そこで、私は社長挨拶文専門の取材執筆を始めました。社長の想いを引き出し、読み手の心に残る文章に仕上げることが私たちの使命です。それを素敵なストーリーに仕上げることで、多くの方々に伝えられるようになりました。
私はこれからも、全国のライターとともに、全国の社長のお役に立ちたいと考えています。 時代は変わり、より多様な価値観が求められるようになってきました。いるのは、人々の心に響くストーリーを生み出すことです。それが、私たちの使命であり、私たちの誇りでもあるのです。

最初の文章よりは読み手の心に残りそうですが、そもそも「物語ライティングはストーリーテリングの会社ではない」「17年以上前からストーリーで伝える重要性は言及されていた」など、真実とは違う内容になっています。

これをブログに書くことで、また違う知識がAIに蓄積されていくのかなぁと思うと、怖いですよね。

代表挨拶文作成でChat GPTにできること・できないこと

ライティング業界にとってChat GPTの出現はかなりの痛手です。

とくに上記のような、「よくある文章、誰が書いても同じような文章」なら、ほんの数分で書いてしまうので、初心者ライターに頼むよりずっといいです。

Chat GPTができるのは、ネット上にアップされている数えきれないほどの代表挨拶文のいいとこ取りをして、その企業に合った内容でまとめること。

実際、上記Chat GPT作物語ライティングの挨拶文の一部には、私自身が創業時に書いた文章が出てきます。

指示出しさえしっかりできれば、誰が読んでも無難な内容の代表挨拶文が何パターンも出来上がる。これはChat GPTが得意とするところですよね。

では、Chat GPTができないこと、Chat GPTに任せてはいけないことは何でしょう。

Chat GPTにできないこと

Chat GPTに適切な文章を作成してもらうには、プロンプトという応答を生成するための文章が必要です。

つまり、思い通りの文章を書いてもらうには、それ相応の情報を伝える必要があるということですね。

物語ライティングでは、代表挨拶文の取材で社長の想いを引き出す質問をします。

「自分で自分のことはよくわからない」と感じている人は多いと思いますが、時間をかけてじっくり想いを引き出すことで、社長自身が「本当に伝えたかったこと」が、じわじわとあぶりだされてきます。

「そうなんです!それを伝えたかったんです」
「取材されているうちに頭の中が整理されてスッキリしました」
「ぼんやりとしていた自分の思いが言語化されて嬉しいです」
「自分ではうまく伝えられなかった想いを、これで社員に伝えることができます!」
「原点回帰ができて、またやる気が出てきました」
「自分では気づかなかった自社の強みを再確認できました」

代表あいさつの取材執筆では、こういった声を多くいただきます。

ベテランライターが大切なところを深掘りして質問するので、「多くの気づき」を感じることができ、満足感が得られるのが「社長挨拶文の取材」なんです。

「相手に深掘りした質問をして、心の奥底に眠る熱い想いを引き出す」

これこそがChat GPTにできないこと。

相手の表情を読みながら、自分でも気づいていない想いを上手に引き出すのは、まだまだAIには難しいようです。

Chat GPTに指示を出すのは自分ですから、自分が伝えたいことはあらかじめ用意しておかなければなりません。深い想いがなければ、それなりの文章になってしまうのは仕方ないことですよね。

私は常々、「取材はカウンセリングに似ている」と思っています。

ですから、取材相手が安心して心の内を話せる環境を作ることができる人こそ、プロのライターと名乗るべきと考えます。

まとめ

今度どんどん進化しいていくAIに文章作成を頼むのは簡単ですが、同じような代表挨拶文が量産され、本当に伝えたいことが伝わるかというと疑問が残ります。

これからはAIを上手に利用して、足りない部分を人間の力で補うようになるでしょう。

ライターは取材力が問われるでしょうし、自社の付加価値、存在価値を伝えるには、社長自身の深い想いも加えないと相手の心を動かす代表挨拶文はできあがりません。

「物語ライティングのベテランライターに取材・執筆をしてほしい」という方は、こちらをお読みください。代表挨拶取材執筆>>

全文を読む

ホームページの代表挨拶の書き方と、社長の想いが伝わる例文を紹介2021年11月02日

悩む社長

サイトリニューアルや社長交代のタイミングで、必ず必要になるのが社長挨拶文です。でも、経営理念はもちろん、仕事や従業員への想い、取引先への想いを文章にするのは大変ですよね?

何をどんな順番で書くと、読み手に伝わる文章になるのか、社長挨拶文作成専門のライティング会社代表の大隈が、文章作成のコツを例文を交えてお伝えします。

公にする文章という概念を捨ててから取り掛かる

文章を書く際に、なかなか筆が進まないのは「会社代表として公にして恥ずかしくない文章にしたい」と構えてしまうからなんです。私も、ライターでありながら自分の会社の代表挨拶文となると、なかなか書けなくて苦労しました。

そんな時におすすめなのが、構成や文言など考えずに、とりあえず起業のきっかけや、現在の仕事に就いたきっかけを書き出してみること。文章にしないで思いついた言葉を書くだけでいいです。

創業社長なら「誰のためになぜ会社を興そうと思ったのか」、きっかけとなった出来事や、その想いを後押ししてくれた志、使命感など、思い出しながら書き出していきましょう。

2代目3代目社長の場合は、「なぜその仕事を引き継ごうと思ったのか」、当時の想いを書き出してみるといいです。

仕事をするうえで一番大切にしていることは?

次に書き出すのはモットーです。経営理念と考えると、言葉を選んでしまい先に進まないので、仕事をするうえで大切にしていること、これだけは譲れない、ということを書き出してみましょう。

社長なら、いつも社員に伝えていることが一つや二つありますよね? また、口に出さなくても自分の中に「信念」は必ずあるはず。これも箇条書きでいいので全部書いてみると想いがはっきりしてきます。

我々ライターが社長挨拶文の取材をしていると、「モットーと言えるかどうか分からないけど……」と、「代々受け継がれてきたこと」を話してくださる社長さんもいます。

例えば先日取材した会社で受け継がれてきたのは「徹底的な現場主義」。社員全員が現場に出て仕事をする。これが企業理念であり、社員全員が大切にしている想いでした。

※経営理念=経営者が経営活動を通じて実現しようとして抱懐している信念、信条、理想、イデオロギーなどの価値<参照元:コトバンク>

挨拶文の締めはビジョン。夢を語る社長はかっこいい

ビジョンというと、これもまた言葉が出てこないでしょうから、「10年先、20年先、こんな会社になっていたい」「自分たちの会社が存在することで、こんな社会になっていると嬉しい」「自分にはこんな夢がある」と、実現したい未来の姿を書き出してみましょう。

事業戦略上、具体的に書けない夢もありますが、ここは社員や取引先にとっては大事な箇所。既存客や見込み客も、しっかりしたビジョンを持っている社長には一目置きますよね。

それに夢って私利私欲に絡んだものでなければ誰でも応援したくなるものなんです。簡単に言うと、「仕事を通してこんな社会を実現したいから、これからもよろしくお願いします」と、そんな締めでいいじゃないですか。

こう考えると、社長挨拶文も案外すらすらと書けてしまうって思いませんか?

想いがこもった代表挨拶例はこちら

物語カンパニーという架空の商社の代表挨拶例です。ありのままを書くほうが想いって伝わるんですよね。

「手塩にかけて育てる牛たちに、何を食べさせるか」。それは、畜産農家の方々にとって簡単に決められることではないと思います。
“食の安全”がクローズアップされる中、乳牛・肉牛の乳となり肉となるエサの役割はとても大きなものですから。
では、飼料の専門商社として物語カンパニーにできることは何か。
それは、農家の方々へ安心安全をお約束することだと考えます。

一般的には、商品を提案する営業と商品を仕入れるバイヤーは、担当が分かれているのが普通。しかし当社では、その両方を同じスタッフが担います。
お客様の要望や気持ちを一番わかっているのは担当の営業スタッフ。その本人が直接海外の原産地へ飛んで、その目で納得できる牧草を厳選してこそ、本当に満足していただける商品を提供できるという理由からです。


実際、物語カンパニーのスタッフたちは、担当するお客様のこととなると目の色が変わります。買付けに行った海外農場で、朝早くから日が暮れるまで納得できる牧草を這いずり回って 探したり、現地シッパーを日本に招いてお客様と直接話せる機会を設けたり、時には牧場で作業を手伝い汗にまみれたり…。
ひとり一人「自分が安心安全の出発地点にいる」ということを肝に銘じているからこそ、こうした行動が生まれるのでしょう。
私は経営者として、そのことを誇りに思います。

創業70年、コツコツと積み上げてきた信頼と実績は、私たちの財産です。
とはいえ、この安定感にあぐらをかくつもりはサラサラありません。
私たちの「本気の取り組み」を、全国へこれまで以上に広めていきたい。
もちろん、どんなに組織が大きくなっても「農家の方々とのつながり」は今のまま変えません。担当スタッフの異動は極力せず、畜産農家のベストパートナーとしてあり続けたい。そう願っています。

お客さまには、想像以上の満足をお届けできるよう、全社員一丸となって取り組んで参ります。
これからも物語カンパニーをどうぞよろしくお願いいたします。

まとめ

社長挨拶文は、社長自身が日ごろから大事にしている仕事や従業員・ビジネスパートナーやお客様への想いや、将来の夢を飾らない言葉で書くほうが読み手の心に響きます。

まずは想いを書き出すことから始めてみてくださいね。

※2021年11月2日加筆↓

コロナ禍での社長挨拶文は、一般向けとは別に用意しましょう。普段掲載している一般向け挨拶文の下でいいので、刻一刻と変わる状況に合わせて、その時点での社長の気持ちを書くことをおすすめします。

「こういう気持ちや行動で新型コロナと向き合っている」と伝えるだけでも、お客様はもちろん、従業員も安心します。ぜひ試してみてくださいね。

採用ページの挨拶文についてはこちらが参考になります>>ホームページ用代表挨拶文と求人用代表挨拶文を同じにしてはいけない3つの理由

それでも上手くまとまらなかったら…

ホームページリニューアルまでもう時間がない! 自分で書くのは無理!という方は、物語ライティングにご相談ください。プロのライターが取材して、1週間で原稿にします。

プロが書く挨拶文の詳細はこちら>>ホームページのリニューアルに掲載の代表メッセージ

全文を読む

ホームページ用代表挨拶文と求人用代表挨拶文を同じにしてはいけない3つの理由2020年08月25日

ホームページリニューアルで社長が悩む文章の一つに「挨拶文」があります。会社概要に掲載する挨拶文と、採用ページに掲載する挨拶文、大きく分けて2種類ありますが、これをごちゃ混ぜにしてしまうと全く効果を望めないものになってしまいます。

社長挨拶文専門のライティング会社として、これまで1,100社以上の挨拶文を手掛けてきた弊社がその3つの理由についてお伝えします。

1、ターゲットと目的が違う

一般的な代表挨拶文の読み手は、見込み客、既存客、ビジネスパートナー、社員、世間の皆さんと、幅広い層が対象です。

この挨拶文の目的は、あなたの経営理念を伝えること。「なぜ誰のためにこの会社があるのか」、社長の想いを通して「企業の社会的存在価値」を認知してもらう場となります。

一方、採用ページに掲載する代表挨拶文の読み手は、「あなたの会社に興味をもっている人」、つまり有力な見込み客といえる人達です。この挨拶文の目的は、「ほしい人材の獲得」。セールスライティングと同じで、ターゲットを絞れば絞るほど、理想の社員が集まる場となります。

2、伝えるべき内容が違う

一般向け代表挨拶文は、経営理念や事業内容、業界への想い、お客様への感謝気持ち、今後の展望など、伝える内容が多い分、やや抽象的な文章になってしまいます。しかし、社長の飾らない想いが伝われば、それでOK。多くの読み手から信頼される内容であれば大丈夫です。

一方、求人用挨拶文は、応募者があなたの会社の一員となった姿をイメージしやすいよう具体的に書かないと相手が動きません。とくに伝えなければならないのは、「社員とともにどんな未来を共有したいのか」と「それを実現するために、どんな人材がほしいのか」の2点。具体的に書けば書くほど、欲しい人材の心が動かされます。

3、挨拶文をどんな行動に繋げるかが違う

ホームページの文章は、そのすべてがコンテンツマーケティングに関わるものといえます。つまり、コンテンツライティングの良しあしが売り上げに直結するのです。

コンテンツライティングの基本は、文章を読んだ後、読み手にどんな行動をとってほしいのかを想定して書くこと。ただ想いを伝えるだけで人は動きません。次にどうすればいいのか、行動の導線を整えてから書かなければ、思う通りの結果は得られません。

このコンテンツライティングが力を発揮するのが、「求人用代表挨拶文」です。応募者が一番に注目するところですね。

読んだ後、「この社長のもとで働きたい!」と心動かされる内容であることはもちろん、そのまま応募につながる導線を整えておくのが、求人用代表挨拶文の役割です。

ページ離脱することなく、すぐに応募フォームに進みたくなる文章。まさにセールスライティングと一緒ですよね。

まとめ

一般向け代表挨拶文と求人用代表挨拶文の違いは、目的そのものが違うこと。採用で悩んでいる社長さんなら、とくに採用ページの挨拶文には力をいれましょう。

「曖昧な文章を掲載する会社には、曖昧な社員しか集まってこない」

欲しい社員を入社前に選別できるのが、求人ページの文章です。

全文を読む

共感される代表挨拶文の書き方~ビジョン・使命感を伝える方法~2018年12月08日

創業社長にお話を伺っていると、「社会を変える!」という大きな使命感がひしひしと伝わってきます。

熱く語る人もいれば、遠慮がちで言葉少なに語る人もいます。

先日取材した社長さんは後者のタイプ。


“共感される代表挨拶文の書き方~ビジョン・使命感を伝える方法~” の詳細は »

全文を読む

ホームページの社長挨拶文はカッコイイほうがいい?2018年11月23日

ホームページのコンテンツで最後までなかなか書けないのが社長挨拶文。

「伝えたいことはたくさんあるんだけど」「見込み客にも既存客にも、どんな想いで仕事をしているのか伝えたい」「そもそも文章が苦手で…」とお悩みの社長さんも多いでしょう。

若い社長さんで、「B to Bの会社なんだからかっこよく決めたい」という人もいますよね。

求職者や同業者の目もありますから、かっこいい文章で自分の経営理念をバシッと伝えたいものです。でも、中には「かっこいい文章」を勘違いしている社長さんがいます。よくあるのが次の例。あなたは大丈夫ですか?


“ホームページの社長挨拶文はカッコイイほうがいい?” の詳細は »

全文を読む

ホームページリニューアルの社長挨拶は例文を見て書いてはいけない2018年11月22日

物語ライティングは、社長あいさつ文を専門に書いている会社です。

なので、ホームページリニューアルのタイミングで

こんなお問い合わせが増えます。

「とにかく急ぎで社長あいさつ文がほしい」「自分で途中まで書いてみたが、どうもうまくまとまらない。どうしたらいい?」

新年度からサイトをリニューアルしたい、という方が多いんですね。展示会や会社説明会に使う会社案内に掲載したい、という需要もあります。

これ、たいてい切羽詰まった社長か、リニューアルを任されている社員さんからの問い合わせです。そこで皆さん、何をするのか……。


“ホームページリニューアルの社長挨拶は例文を見て書いてはいけない” の詳細は »

全文を読む

気持ちのこもった年末年始の代表挨拶文の書き方2017年11月04日

 

「年末に1年のお礼を文章にして伝えたい」「新年に今年の抱負を伝えたい」という社長さん。

お客様や社員に今思っていることを伝えたいが、どうも上手くまとまらない。文章にすると格式ばったものになってしまう。こんなお悩みありませんか?

年末年始のご挨拶には押さえておくべきポイントがあります。


“気持ちのこもった年末年始の代表挨拶文の書き方” の詳細は »

全文を読む

若い社員が集まる求人用代表メッセージの書き方2017年04月18日

「今年こそ新卒を採用したい!」「若い人の中途採用で会社を若返らせたい!」

こう考えている社長さんや個人事務所の方、ホームページ上の対策は取っていますか?

「高い広告費を支払って求人サイトに募集記事を出したのに、なかなかほしい人材に巡り合えない。巡り合えないどころか応募すらない」という社長さん。自社サイトの採用ページがおろそかになっていませんか?

採用ページで大切なのは、求人用の社長あいさつ文(代表メッセージ)です。とくに小さな会社では、ポイントを押さえて書かないとアウト! 大事なポイントは次の2つです。


“若い社員が集まる求人用代表メッセージの書き方” の詳細は »

全文を読む

見込み客向け「はじめましてのご挨拶文」はどう書く?2017年03月22日

お店をオープンしたとき、独立して会社を始めたとき、個人事業主になったとき、ホームページやパンフレット、チラシやリーフレットを作りますよね。

 

長年商売をしている人も、「そろそろホームページをしっかり作らないと!」「リニューアルして、しっかり集客できるものに変えていかないと!」というタイミングで必要になるものがあります。

 

それは代表の挨拶文とプロフィール。とくに一人で商売している人だったらプロフィールは必須ですよね。

 

でも、こんな風に思って、書けないでいる人はいませんか?

「仕事には自信があるんだけど、どう伝えていいか分からない」

「どうも自己PRが苦手で、自信満々に書くのが恥ずかしい」

 

その気持ち、よくわかります。以前の私がそうでしたから。

そんな方のために、はじめましてのご挨拶文を書くコツを2つお伝えしますね。

 


“見込み客向け「はじめましてのご挨拶文」はどう書く?” の詳細は »

全文を読む