気持ちのこもった年末年始の代表挨拶文の書き方

2017年11月04日

 

「年末に1年のお礼を文章にして伝えたい」「新年に今年の抱負を伝えたい」という社長さん。

お客様や社員に今思っていることを伝えたいが、どうも上手くまとまらない。文章にすると格式ばったものになってしまう。こんなお悩みありませんか?

年末年始のご挨拶には押さえておくべきポイントがあります。

年末の代表挨拶文は、ただの感謝じゃダメ!

年末のご挨拶文でよくあるのはこの形。

 今年も残すところあとわずかとなりました。 
 貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 本年は格別のご愛顧を賜り、まことに有難く厚く御礼申し上げます。
 来年も、来年も変わらぬお引立てのほど、宜しくお願い申し上げます。

ハガキで出す人もいれば、自社サイトに代表挨拶として掲載する人もいるでしょう。
しかし、これでは気持ちが全く伝わってきませんよね。

お客様一人ひとりに挨拶文を書けば感謝の気持ちは伝わりますが
年末は忙しくてそうもいかないですよね。

そんな中、皆さんへの気持ちが伝わる文章にするコツは
「今年の主な出来事と自分の気持ちを具体的に書く」こと。

例えば、今年一番の出来事が「本社の移転」だったら、
なぜそこで新しいスタートを切ることになったのか、
支えてくれたお客様や従業員へのあふれる想いが必ずあるはず。

「新事業への進出」だったら、そこに至るまでの想いや
協力者への感謝の気持ちがあるはずです。

1年を振り返って、あなたの会社に起きたこと、その時の想いを
素直に思いつくまま言葉にしてみてください。

きっとそれは、「格別のご愛顧を賜り」なんていう通り一遍の言葉では表せない
あたたかく気持ちのこもったものとなるでしょう。

読んだ人が、今年一年この会社に関わってよかったなと思っていただける。
そんな挨拶文にしませんか?

 

新年の社長挨拶を部下に書かせてはダメ!

 

では新年のご挨拶はどうでしょう?
「適当に書いてアップしておいて」と部下に頼んでいる社長さんも多いのでは?
するとたいていこんな文章になってしまいますよね?

 明けましておめでとうございます。
 皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
 昨年は格別 の御厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 本年も社員一同、皆様にご満足頂けるサービスを心がける所存でございますので
 何とぞ昨年同様のご愛顧を賜わりますようお願い申し上げます。

 

年賀状ならこれでもいいかもしれません。
実際、印刷された文字をじっくり読む人はいませんから。

しかし、ホームページに新年の挨拶文を掲載するなら、
せめて今年の抱負を具体的に書きましょう。

なにも事業計画を事細かに書けと言ってるわけではありません。
大切なのは、会社がどこに向かっているのかを社長自身の言葉で示すこと。

求人難なら、なおさらです。
大きなビジョンはもちろん、今年力を入れていくことと
それにかける社長の想いをしっかり伝えるほうが人が集まります。

大きな会社なら挨拶文が抽象的になっても仕方がないでしょう。
でも、小さな会社は恰好をつけても始まりません。

社長の今の気持ちをストレートに伝えるほうが、
多くの人に共感され、応援されるんです。

「この社長、飾らなくていいな」
「この会社、信頼できそうだな」
「この会社、応援したいな」

社長さん、そう思ってもらえる年末年始の挨拶文、
スルーされない挨拶文を書いてみませんか?

でも自分じゃ上手く書けない、そんな時間はないという方、
一度、我々プロのライターの取材を受けてみてください。

口に出して第三者に伝えることで、頭の中にある想いが整理されて
スッキリします。決意を新たにまた頑張るぞ!という気持ちになります。

プロによる取材・執筆の詳細はこちら>>

この記事も参考にどうぞ>>社長挨拶文は例文を見て書いてはいけない

 

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