「物語」のある文章に必要な6つの要素

2015年07月13日

代表挨拶や商品説明の文章の中に盛り込むと良いポイントのヒント

その会社やお店、商品、経営者さんが持つ「物語」を文章にして、
共感し、応援される会社・人のブランディングをお手伝いするのが
物語ライティングのお仕事。

ただ、「物語」とは言っても、例えばすべてを小説のように書いたり、
芸術的な描写で描いたりすることとイコールではありません。

「物語」とは、お仕事や商品に込められた「想い」のことであって、
必ずしも表現の技術や方法のこととは限らないんですね。

ちょっと極端ではありますが、共感を得られる要件を満たしていれば、
たとえ箇条書きであっても、素敵な物語になることだってあるわけです。

ドラマチックな「物語調」の文章を書くには技術やセンスも必要ですが、
要点を抑えて「物語」を書くことなら、
プロでなくてもある程度は書けます。

そこで今回は、お店や会社を「物語」でブランディングするために、
代表挨拶や商品説明の文章の中に盛り込むと良いポイントのヒントを
少しだけお伝えしてみたいと思います。

1.その商品を作り出す際のエピソード

なぜそれを作り、販売するに至ったのか。
誰にどんな形で役立ちたいと思ったのか。
きっかけや開発秘話、完成したときの気持ちを綴ってみましょう。

2.あなたである必然性

たとえば、愛する両親を癌で亡くした若者が、
同じ思いをする人を減らしたくて医者を目指す……

といったストーリーってありますよね。

それと同じように、あなたである必然性を説明できれば、
物語はがぜん説得力を増してきます。

3.失敗談

順風満帆な物語も気持ちの良いものですが、
あらゆる失敗や苦労を乗り越えていく姿を人は応援したいもの。

お客様からクレームや、ビジネス存続に関わるような危機、大きな失敗、
そしてそれらにどんな想いでどう対応してきたのかを伝えましょう。

ただし、「かわいそうな自分自慢」は、鼻につく場合もあります。
同情狙いの書き方は禁物ですよ。

4.技術的なレベルの高さ

開発技術、施工技術など、スキルが商品力になるビジネスであれば、
その品質の高さはしっかりアピールしましょう。

その際に、なぜそんな高い技術を得ることができたのか、
そんな要素に触れられていると尚いいですね!

5.お客様がそれを使ったシーンを提供

商品スペックだけをやたら説明しても、お客様はピンときません。

よく言われるのが、車のテレビCMで「トルクが」「馬力が」などと
アピールする会社はほとんどないということ。

颯爽と高原や海辺をドライブするシーンや、
家族の楽しいお出かけなどで構成されていますよね。

極論すれば、お客様は車そのものではなく、
「その車に乗ることで得られる別の何か」が欲しいんです。

あなたの商品がお客様をどう快適にできるのか、
具体的な生活シーンを提示してあげましょう。

6.理念

1~5までの全てに通じることではありますが、
つまり「なぜ、それをやるのか」ということで、
何より大事な要素です。

お客様が最も共感するのがこの部分ですし、
逆にここがなければ、すべては「自慢話」で終わってしまいます。

商品アピール文を読んで、「売り込み」と感じて敬遠するか、
共感して「欲しい」と思えるかの違いが、
理念の有無にあらわれると言っていいでしょうね。

いかがでしたでしょうか?

もちろん、他にもいろんな要素がありますが、
実は、私たちが社長さんに取材して物語を書くときは、
たいていこういった要素がインタビューの中に入ってきます。

「自分で書いてみたい」というあなたは、ぜひ参考にしてみてください!

「理念もエピソードも語れるけど、書けないよ~!」という方は、
ぜひ物語ライティングまで。↓

▼想いが伝わる代表挨拶文作成
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